目次
1.腸内環境を整える(腸内細菌)
2.必要な栄養素
3.おすすめ本

1.腸内環境を整える(腸内細菌)

腸内環境を整える方法として、厚生労働省のウェブサイト:e-ヘルスネットの腸内細菌と健康の中で、「体の健康には善玉菌の割合を増やすことが重要」と書かれています。そしてその方法を2つ挙げています。

善玉菌を増やす方法
1. 生きた善玉菌「プロバイオティクス」(ビフィズス菌、乳酸菌など)を直接接種する。
2. 腸内にもともと存在する善玉菌を増やす。ビフィズス菌のエサ(オリゴ糖、食物繊維など)になる物を多く接種する。

このように腸内環境を整えるには、ヨーグルトや漬物、野菜、フルーツなどを日頃から意識して食事に取り入れることが重要です。

2.必要な栄養素

腸内環境
目的 善玉菌の割合を増やす
食品 プロバイオティクス(ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・漬物)

食物繊維(玄米ごはん、麦ごはん、胚芽米ごはん、全粒小麦パン、そば、ライ麦パン、しらたき、さつまいも、切り干し大根、かぼちゃ、ごぼう、たけのこ、ブロッコリー、モロヘイヤ、糸引き納豆、いんげん豆、あずき、おから、しいたけ、ひじき、海藻等)

オリゴ糖(大豆・たまねぎ・ごぼう・ねぎ・にんにく・アスパラガス・バナナ等)
出典:厚生労働省「e-ヘルスネット」食物繊維の必要性と健康

また、農林水産省のウェブサイト「みんなの食育」の中で、ガンや心臓病の予防には、毎日たっぷりの野菜と果物を取ることが効果的と書かれています。更に食物繊維は生活習慣病の予防に役立つと毎日野菜、果物を取ることを推奨しています。

栄養と効果
ビタミンC、β-カロテン(緑黄色野菜など) 発ガン物質が体内で作られるのを阻止する働きがある
ビタミンA、C、E、ポリフェノールなど 活性酸素の発生を抑える作用がある
カリウム 血圧を下げる働きがある
出典:農林水産省「みんなの食育」食物繊維

3.おすすめ本

免疫力が10割―腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず
著者:小林 弘幸
価格 ¥1,210(本体¥1,100)
プレジデント社(2020/11発売)
紀伊国屋書店

参考URL


e-ヘルスネット(厚生労働省)腸内細菌と健康
城西大学 薬学部 医療栄養学科 清水 純 教授
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html)
e-ヘルスネット(厚生労働省)食物繊維の必要性と健康
城西大学 薬学部 医療栄養学科 清水 純 教授
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html)
みんなの食育(農林水産省)世代・ライフスタイル別トピックス
(https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics2_04.html)